超絶傑作!『戦国妖狐』

戦国妖狐は人生!

一日一冊、朝にスタバでちびちびと読み進めていたコミック、戦国妖狐を本日、ついに全17巻読破しました!

まじで面白い!!!!

凄い面白い!!!!

超深い!!!!

キャラも魅力的でストーリーも面白くて、しかも深い!!!!!

普通ね、バトルものは、勝った負けたの話になるわけですが、この戦国妖狐は超熱いバトルものでありながら、その主眼が『心の癒やし』にあります。

ですので、戦った相手と自分を深いレベルで癒やしながらバトルが進んでいく。これは凄いことです。戦いという相互に傷つけ合う行為の中で、互いの心が深く癒やされていくという矛盾が、少年漫画的インフレバトルの連続の中で見事に描き切られている!

バトルと苦闘というテーマが、その途中で己のエゴとの決別や、人格の癒やしへと方向転換するのは実は他の漫画でもよく見られる構造で、たとえば『プラネテス』とか、『昴』とか、『ヴィンランド・サガ』とかいろいろあります。バガボンドもそんな感じですね。

そういったエゴを強化する下降的な流れから、エゴをより高いものへと統合する上昇的な流れへと方向転換するタイプの物語として、戦国妖狐は私の中で分類されるわけですが、中でも戦国妖狐のヒーリング描写は、飛び抜けてリアルで、真に迫った感じがします。

実際のヒーリング感が作中にありありと表現されています。ここまでヒーリング感が見事にドラマの中に描き切られている作品はちょっと他に思いつかないです。

バトル的、ドーパミン/アドレナリン的表現と、ヒーリング的テーマをいかに融合するかということは、これから先の娯楽作品を作るにあたって避けては通れない部分であると私は思っています。

バトル/葛藤/苦闘という通常の物語的なフックと、ヒーリング/癒やしという苦闘の根拠を消滅させてしまう行為をいかにして物語の中に両立させるかについて、戦国妖狐にその一つの答えを見ることができました。

それはともかく、あー、面白かった! 万人におすすめの漫画!!

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