瞑想で夏に備える

今日の私は疲れている。

まるで世界一周旅行から帰ってきたかのような疲れを感じている。

疲れの原因のひとつとして考えられるのが、創作瞑想家として私が大いに尊敬するBryan De Flores氏のオンライン瞑想クラス、「Multidimentional Summer Vacation Experience」を日曜の夜に受講したことである。


世界中に様々な創作瞑想作家がおり、日々、新たな瞑想コンテンツを創作している。おそらく本サイトの意識の高い読者の皆様は、その手のことに興味津々であると思われるのでいくつかここで紹介します。

日本語で簡単に楽しめる瞑想コンテンツとして、とりあえず私がおすすめするのは「ゲートウェイ・エクスペリエンス全六巻」である。

ヘミシンク技術によって、このCDを聴くだけで脳が瞑想状態に誘導される。そのうえで自分の内的世界を探求するための基本スキルを全般的に学ぶことができる。

他には、私が知る限り世界でもっとも包括的かつハイレベルかつ先進的でビューティフルな瞑想コンテンツを販売しているサイトのひとつとして、OrinDaben.comがあげられる。(ただしこのサイトは英語オンリーである)

その他さまざまなクリエイターによるオリジナリティあふれる瞑想コンテンツが世界中で日夜生み出されている。

(姉妹サイト、pol.tokyoでも、『メタトロニック・インナーワーク』なる誘導瞑想が開発中&いくつか誘導瞑想のプロトタイプがアップロード中である)

それら世界の瞑想クリエイターの中でも、特に娯楽的かつ愉快なコンセプトの瞑想コンテンツを生み出しているのがBryan De Flores氏である。

彼のサイトのメイン商品は、Accelerator(アクセラレーター)と名付けられたイラスト群である。一枚、7ドルで買える。そのイラストを眺めて瞑想すると、そのイラストに設定されている各種の特殊な効果を獲得することができる。

例えば、創造力が向上したり、人間関係が改善されたり、自分の経済状態がよくなったり、リモート・ビューイング能力が開花したり、健康状態が向上したり、宇宙の真理を悟ったりといった各種のプラスの効果を、そのイラストを眺めるだけで得ることができる。と、Bryan氏のサイトでは説明されている。

また、Bryan氏はAcceleratorを販売する以外にも、月に数度、オンライン・クラスを開いている。

先日、私が受講したクラスでは、夏休みに備えて意識を拡張する瞑想が行われた。具体的には、「瞑想の中で世界中の観光地やパワースポットを旅し、そのエネルギーを心に吸収し、今年の夏休みを最高のものにしよう!」という瞑想が行われた。


日曜深夜1時、LINEの国際電話機能を使って、オンライン・クラスにアクセスする。(日本から受講する場合、時差のためこんな時間になってしまう)

Bryan氏の軽い解説のあと、すぐに始まった誘導瞑想に従って、心の中で世界中の観光地を、参加者の皆と仮想的に旅をする。

気持ちいいような、脳が疲れるような。

夢見てるような、自力で想像してるような。

なんにせよ日常とはちょっと違った意識状態でBryan氏の話すイメージに自分の心を乗せていく。

コロラドのメサ・ベルデから、魔法の絨毯に乗ってアリゾナのモニュメント・バレーに移動し、そこから多次元ポータルを通ってディズニーランドに向かう。そこでビッグサンダー・ローラーコースターやらインディージョーンズのライドやらを体験したあとで、ディズニーカフェで参加者の皆と談笑しながらご飯を食べる。

そこからまた謎の多次元ポータルというものを通って、次はニューヨークのブロードウェイでアラジンを観劇し、そこからモンテカルロのホテルに飛んでスイート・ルームで一泊し、そこからさらにサントリニのビーチやパリのカフェや、テルアビブのナイトクラブで夜を徹して遊び、ハワイのホテルで一休みしたあとイルカと泳ぎ、ショーを観て、星を見て、ご飯を食べて、オーストラリアでダイビングして、香港で中華料理を食べて、買い物して……。

そんなワールドワイドな観光を心の中で仮想的に体験するクラスが深夜1時から3時までノンストップで行われた。

それを受講することにより、確かに、『夏休み』や『旅』というものに対する私の心のリミッターがバリバリと音を立てて外れ、『遊び』や『贅沢さ』に対するキャパシティがメキメキと成長して広がっていくのが感じられた。クラスの受講料は20ドルであった。

しかしその瞑想は二時間ぶっ続けで行われ、しかもその中で、普段なかなか体験しないラグジュアリーな観光のエネルギーを大量に心の中に吸収したため、どえらい疲れた。

二日後の今もまだ疲れている。寝ても寝ても眠い。

まるで世界一周旅行から帰ってきたみたいだ。


上で紹介した各種の瞑想は、小説や漫画のような、心で体験する仮想現実コンテンツのひとつである。

今それは大いに私の人生を楽しく彩りつつある。

今年の夏は楽しむぞ!

iMacベンチマーク情報

我が家のiMac early 2008のメモリが4Gから6Gになったので、本日はベンチマークがどのように変化したのかについて書きます。

(我が家のiMacの勇姿)

ちなみにこのMacの最高メモリ量が6Gなので、いままさにうちのMacはフルアーマー化されたと言っても過言ではありません。もはやMac Proと言ってもいいですね。

数ヶ月ヤフオクを監視し続けて、中古平均価格6千円の4Gメモリが2000円で出品されているのを先日ついに見つけ、即座に落札したというわけです。本日、無事に届いて、ささっとiMacに挿したところ、なんの不具合もなく認識されました。やったー!

で、そうそう、肝心のベンチマークですが、なんと100000000から200000000に総合ポイントがアップしました!

すごい、まさかポイントが一気に2倍になるとは思いませんでした。Ableton Liveもかなり快適になりました。

Liveをバージョン10にアップして、ちょっと、いやかなり、うちのMacでは重いなと悩んでいたのですが、これでまだまだ戦えそうです。だって主観的ベンチマークの快適ポイントが2倍になったんだもの。

さて次、何かアップデートするとしたらハードディスクをssdにするるぐらいですが、どうしたものか。。。悩んでます。

ssdにしたら爆速だ!と近所の皆さんが口々に語ってまして、まあそうなんだろうなと思います。私のiMacにssdを取り付けるには、かなり大掛かりな分解作業が必要なんですが、まあやってやれないこともないでしょう。

値段も500Gが13000円。安!

だが冷静に考えて、そのお金を、新しいMacBook Proでも買う足しにした方がいいのではないかという気もして悩んでます。

ちなみにパソコンはやっぱりMacが1番好き!
この前、Ableton Live MeetUp Tokyoに行ったんですが、講師も参加者も全員Macbookでした。

音楽制作ではMacのcore audioって技術によってレイテンシーが低く抑えられるとか、複数のオーディオインターフェイスを一つにまとめられるとか、いろいろな技術的利点もあるようです。

なにより使いやすくて隅々まで意識が行き届いているってところがいいですね。

文章を執筆するためのアプリも最高なものがいくつも揃ってます。

長編小説執筆にはScrivener!


ブログ執筆やメモにはUlysses!


Ableton Live Meetup Tokyo #19 作曲特集の感想

開場前のタイムアウトカフェにて

忘れないうちに内容メモ

  • 作曲はノリでやる
  • アルペジエイター、コードかける2、スケールで自動コード演奏セットを作り、マクロにアサインして使うのがLive的作曲!
  • この思想は重要だ。作曲をできるかぎり抽象化して行うのがLive流か。
  • utae氏の発表は特に素晴らしかった。
  • 適当に弾く→オーディオ化する→シンプラーでスライスしてフレーズを作る→パックからドラムサンプルを二つアレンジメントビューに貼り、ノリで切り貼りする→できたドラムクリップをセッションビューに持ってくる→セッションビューでクリップを出し入れしてアレンジメントビューに録音→歌入れ→歌のトラックを複製し、トランスポーズして音程を下げて、ワープモードをコンプレックスプロにする。
  • このutae氏の流れるような美しいLive使いに憧れを抱かざるをえなかった。すげー!
  • 邦楽をサンプリングするのはやめておいた方が良い
  • とてもいい刺激と知識と洞察を得ることができたイベント。他の出席者さんとの交流も楽しかったです。ありがとうございました!

俺と魚

昨日、俺は魚釣りをするために、浮島つり園に向かった。

浮島つり園は羽田空港の対岸にある。

ひっきりなしにジャンボジェットが飛び交う。

その空の下、俺はつり園の堤防に荷物を下ろし、釣り道具のセッティングを始めた。

先日、Amazonから届いたクーラーボックスには、前もってコンビニで買ってきた冷凍アクエリアスが入っている。そこに海水を注ぎ、冷水を作る。

海面は堤防の数メートル下にあるため、当然、手で水を汲むことはできない。ではどうやって海水を汲み上げるのかというと、先日、釣りの総合ショップである上州屋から買ってきた水くみバケツという先進的なアイテムを使うのである。
ばしゃー。

水くみバケツの海水を、クーラーボックスに注ぐ。そしてクーラーボックスのふたを閉める。

こうして前もって冷水を作っておいて、魚が釣れたらこの冷水につっこむ予定である。冷水につけ込まれた魚は速やかに昇天し、その鮮度はフレッシュに保たれるであろうから。

クーラーボックスのセッティングを終えた俺は、慎重に釣り竿をのばし、仕掛けをサルカンにセットした。

セッティングの途中、何がどうなったのかわからないが、糸が絡んだ。ほどくのに十分を要した。汗が滴り落ちる。

糸をほどき、ブラクリ釣りという特殊釣法のための金属器具を糸の先端に取り付けた俺は、さらにその器具に装着されている鋭い針に、気持ち悪い虫を模したワームを付けた。

前回の釣りで俺は本物の気持ち悪い虫を餌として使った。針を刺された虫が手の中で暴れる感触が蘇る。

「ううっ……」

俺は口元を押さえた。

もう虫は触りたくない、絶対に。

だから俺は上州屋でパワーイソメを買った。

パワーイソメは特殊樹脂で作られた疑似虫餌である。さわやかなブルーベリーの香りがする特殊溶液につけ込まれている。これなら気持ち悪くない。

「……よし」

すべてのセッティングを終えた俺は釣り竿を海に向けた。

太刀魚らしき魚が二匹、悠々と眼下を泳いでいるのが目視で確認できる。

俺はその進行方向上に仕掛けをキャストした。

奇跡的に最高の場所にパワーイソメを送り込むことができた。そもそもブラクリは根魚を釣るための仕掛けなのですぐに海底に沈んでしまう。太刀魚と交差する瞬間は一瞬しかない。

俺のパワーイソメに太刀魚が近づいてくる。俺のパワーイソメを太刀魚がつつく。それが目視で確認できたと同時に振動が糸と竿を通じて伝わってきた。

俺は釣り竿を引き上げた。

竿を引き上げるのが早すぎたのか。

針は太刀魚にかかることなく、俺は何も釣り上げることができなかった。

その日も結局、俺は何も釣ることができなかった。

俺は手の甲で額の汗を拭った。

海は人間の潜在意識の象徴であり、魚はその中に存在する何か有用なアイデアの象徴である。

海の深みに竿を垂れて何かを釣ろうとする行為は、自分の潜在意識に接し、そこから何か素晴らしいものを取り上げようという試みを、シンボリックに儀式化したものである。

だから釣りは意味深い。だからそれは趣味の王様と言われている。

青空の中を白い飛行機がいくつも飛んでいく。

俺は釣り竿をしまうと帰りのバスに乗って自宅に帰った。何も釣れなかったことに不思議な安心を感じながら。

 

狩猟本能の目覚め

釣りがしたい。そう思って五年が過ぎた。

その五年間でチャージされた「釣りやりたいエネルギー」が、ついに私を突き動かした。

先日、私はAmazonでこれを買った。すぐに届いた。

すごいかっこいい竿とリール。竿には「覇王」と書かれている。これがあれば私も覇王になれるのかもしれない。そう思った。

さらに少年心をくすぐるルアーセットまでついてきた。ミニ四駆をカスタマイズするかのようなコロコロコミック・マインドがくすぐられるのを強く感じた。これだけのセットがあればバンバン肴が釣れて夕食においしい魚セットをむさぼることができるだろう。

さあ海に行くぞ。

着いた!東扇島西公園だ!

一匹も釣れなかった。

。。。。

海がダメなら川に行こう。

翌日、私は多摩川に向かった。

一匹も釣れなかった。

。。。。。

だがそれでもいいのかもしれない。

罪のない魚をいたずらに釣り上げることなく、自然の中で平和なひとときを過ごすことができたのだから。。。。

「そうだ。魚だって生きているんだ、友達なんだ」

。。。。。。

翌日(つまり今日)、私は川崎駅前にある釣りの総合ショップ、上州屋に向かった。

そこで釣りというホビーについていまだ五里霧中である中、いくつかの有用そうなアイテムを購入した。

さらにAmazonにクーラーボックスも頼んだ。ボブルビーのハードシェルバッグに似た、機動力を重視した超小型クーラーボックスだ。
次は絶対、何か釣ってやる。そして食ってやる。

そんな執念にも似た決意を心に秘めながら、クーラーボックスが届くのを待っている。

いままで自分がやった誇らしい100のこと

先週から今週にかけて、私は激烈に忙しかった。多くの人に会い、多くの精神的、肉体的アクティビティを体験した。そんな中、ブログの更新を続け、各種の創造的な習慣を維持することができた。いい感じである。

だが正味のところ、先週今週は、一行も小説を書いておらず、作ろう作ろうと思っている誘導瞑想もまったく作らなかったと告白せざるを得ない。(音楽関係はまあ、少しは手を着けることができた)

ただ、物事には順番というものがあるし、人間の能力には限界というものがあるので、作業をしないことすなわち悪であり間違いであるとは言いきれない。

先週今週はブログの更新をしながら外向的な日々を過ごすことができたし、その中で精神の安定を保つことができたわけだから、実質、万事順調であると考えることもできる。

だが私の中のせっかちな部分が、とにかく早く音楽を沢山作って誘導瞑想も腐るほど作って小説も百冊書くべしと私をせっつく。

だがそんなときは焦りに駆られていたずらに前進しようとするより、むしろこれまでに自分が成し遂げてきたことについて、ゆっくりと時間をとって思いめぐらすべきときではないだろうか?

ということでスタバで、「今まで自分がやった誇らしい100のこと」をこれから書きます。そしていろいろいいことをやってきた自分を認め、いい気分になろうと思います。

五十個しか思いつかなかった!

まあこれでよし!

喫茶店での思索のお供その1、LAMY SAFARI。可愛く、書きやすく、何年使っても壊れません。

喫茶店での思索のお供その2、ミドリMDノート。Moleskinも好きでしたが、最近はこのノートを使ってます。万年筆で書いても裏写りしない、気持ちいい手触りの使いやすいノートです。

恐怖のVR体験

川崎のラゾーナのゲーセンのVRコーナーで、「ホラー実験室 脱出病棟Ω」をやりました。

一回千円。

千円と書かれた紙を財布からとりだして機械に挿入すると機械から小さな紙が出てきました。その紙を近くにいた男性に渡すと、VRのアトラクションの説明をしてくれました。

これはホラー的なゲームで、ゾンビ的なやつがでてきます。全員がクリアしないとダメなゲームで、車いすに乗って前に進みます。懐中電灯で光で光らせてゲーム内を進んでいきます。誰かがゲームオーバーになると全員が死にます。

ゲームが始まりました。左の方でゾンビ的存在が人間を食べているのが見えます。

友達と一緒にプレイしたのですが、途中からその友達が気が狂ったように叫び出しました。私は気にせずに前に進みました。早く前に進まなければ時間切れになってしまうからです。

車いすをどんどん前に進めると人を驚かす様々な3D映像が私の前に現れました。そのたびに私の口から図らずも悲鳴が漏れます。ヘッドフォンの通信から友達の悲鳴が聞こえてきます。でもとにかく前にさえ進めばクリアできるので、私はとにかく前へ前へとバイオハザードの舞台をより陰惨に血みどろにした感じの病院の中を進んでいきました。

天井から血が滝のように滴り落ちる中をくぐりぬけていきます。

さあゴールまでノンストップで駆け抜けるぞ!

と思ったところで車いすが前にも後ろにも進まなくなりました。どんな操作をしても、ぴくりとも動けぬまま止まってしまいました。

目の前に残り制限時間5分という表示があります。その表示がどんどん減っていきます。

どうやら一緒にプレイしている友達がどこかで止まっているため、私まで前に進めなくなってしまったようです。

結局その後、五分間ずっと、ヘッドホンから聞こえてくる友達の悲鳴を聞きながらぼーっとしているとゲーム終了。

最後は首をはさみで切られて終わりました。

友人は途中で画面を見るのが怖くなり、もう目を開けていられなくなり、ゲームを進めるのを放棄していたようです。

そんな。。。。

というわけで哀れ全滅エンドに終わってしまった今回のプレイでしたが、VRゲームのポテンシャルは存分に感じることができました。これからはVRかー。すごいなー、未来感!

歌が下手ならパソコンで直せばいいじゃない

最近、自作の曲に自分のギターと歌を付けるという作業にハマっています。

こんな本も買っちゃいました。まだパラっとめくってるところだけど面白くてタメになりそうです!

内容はというと、女の子四人がDTMするという話で、4コマ漫画と、DTMの豆知識が同時に読める本です。

漫画部分のノリは『けいおん!』よりも現実よりで、やさぐれた『けいおん』というのがファーストインプレッションです。

漫画部分とリンクしたDTMの知識部分は実際のDTM作業に役に立ちそうです。DTMerはとりあえず持っておいて損はしない本のように思います。

で、話を自作曲に戻します。

私は歌に関してははっきり言ってあまり自信がないんです。自信の無さに関してはいくらでも語れる自信があるんですが、そんなものを書いても気分が後ろ向きになるだけなのでやめます。

むしろですね、自信がないまま、歌が下手なまま、どうやったら少しでもいい感じの音楽が作れるかどうかを探求したい。で、そのためにはやはり、お金を出してチートアイテムを買うに限ります。

↓こういうやつ。

まだ買ってないからわからないんですが、こういうやつを使えば、音程のミスや、音量の不安定さなどを全部、コンピューターの力でさっと直せるらしいんですよ。買ってみたら報告したいと思います。ではまた!

布団とレコーディング

駅ビルの書店で「サウンドデザイナー」なる雑誌を見かけた。7月号の特集は、奥田民生氏のアナログレコーディングだ。

自作の曲に自分の歌をつけようとしている私にとって、まさにうってつけのトピックであった。

迷いなく購入し、書店に併設されているカフェで読む。奥田氏のインタビュー記事には、さまざまな有益な言葉がちりばめられていた。

「少しのミスであれば気にせず前に進むという心意気が音楽にとって大事なものである」

こういった話は、創作全般にとって役立つ考え方であると感じられた。

その他にもさまざまな有用な情報が載っていたが、特に目を引いたものとして、「歌のレコーディングの基本は布団被り」というものがあった。

布団を被って歌を歌えば、布団が声をいい感じに吸収し、近所迷惑および、無用な反響を防いでくれる。それによってレコーディング・スタジオに行かなくてもナイスなボーカルを録音できるらしい。

よし、さっそくやってみよう。

えー、よいしょ。

ふとんを被って。

手元のiPhoneで歌詞を確認しながら。

歌いまーす。

あーあーあー。

あーあーあーあー。

……ふう。

歌いました。

暑い!

でもいい感じかも……。

このような様々な工夫を重ねて音楽というモノは作られているんですね。

私の作詞経験

前回の記事で自作の曲、Imaginary School Lifeの歌詞を公開した。

これは私の人生で四度目に書いた歌詞である。

つまり、この他にも三度、私は歌詞を書いたことがあるのである。それについて今日は紹介したい。

俺さまーず『根性なし』

私が初めて書いた歌詞は、小説『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』の作中に登場する、能登というキャラが書いたという体の歌詞である。

直接、使われたわけではないが、この歌詞のイメージが映画、『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』での、能登と渡辺と山本のバンドシーンで歌われる曲につながっている。

そこで歌われる『根性なし』という歌は、青春のキラキラ感、生命の火花が込められた本当の名曲である。この歌を聴くたび私は涙ぐんでしまう。思い出すだけでうるっと来てしまう。
映画、ネガティブハッピーチェーンソーエッヂも、邦画史に残る傑作である。

大槻ケンヂと橘高文彦『日本ひきこもり協会のテーマ』

人生二度目の作詞は『日本ひきこもり協会のテーマ』である。これを作詞するにあたり、大槻ケンヂ氏の音楽ユニット、「特撮」の名曲、マリリン・マラソンを参考にした。

ダメだダメだという高速で繰り返される自己への呪詛のような呟きの果てに、ダメ・エネルギーが裏返って、束縛を振りちぎり自由を求める清冽な勢いが自らの内から湧いてくる、そんな詩を書いた。

大槻ケンヂ氏のボーカル、三柴理氏のピアノ、橘高文彦氏のギター、そして佐藤達弘役の声優、小泉豊氏のシャウト、すべてが高いレベルで調和した快作である。疲れているときに聴くと元気になれる。

ファインド・シークレット・パッセージ

三度目の作詞は『DearStage Compilation Album Vol.01 』に収録されている『ファインド・シークレット・パッセージ』である。

テーマである『無条件の愛』を、エソテリックな様々な象徴体系を駆使して表現しつつ、せつない系ノベルゲーム的な物語フォーマットに落とし込んで歌詞にしようとしたところ、ものすごく歌いにくい歌詞になってしまった。

というか最初のバージョンは明らかに歌うのが不可能な歌詞だった。(すみません)当然、レコーディング作業は大いに難航した。

プロデューサー氏と、作曲家のえむらしょうたろう氏による的確なアイデアにより、レコーディングの現場でラップ・パートが即興的に作り上げられ、リアルタイムで歌に組み込まれていった。

それを歌うボーカルはアイカツの「STAR☆ANIS」のメンバーとして有名な愛野えり氏である。急に入ったラップ・パートやその場での歌詞の変更にもなんなく対応し、うっとりとする可愛いさと説得力がある歌声で、のびやかに歌っていただいた。

ファインド・シークレット・パッセージ、心地よくキャッチーな楽曲に引き込まれ、愛野えりさんの夢のある歌声に深く心が癒される名曲である。